しんぶん赤旗

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日本共産党

いま「赤旗」を(1928.2.1)創刊97周年

浜矩子さん 上脇博之さん 清末愛砂さん 二見伸明さん 角田由紀子さん

真理語る真の預言者

エコノミスト
浜 矩子(はまのりこ)さん

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 SNSでニセ情報が拡散しやすい世の中になっているがゆえに、独自の調査と分析で真実を暴く共産党と「赤旗」は貴重です。

 昨年の選挙でニセ預言者が跋扈(ばっこ)し、SNSで世の中を振り回しました。ニセ預言者は耳心地のよい言葉を発し、身近な「敵」を単純明快に教えます。生活を脅かされた人々がそこに救いを求めてしまうから危険なのです。「移民が猫を食う」と言うようなニセ預言者を、知識人はばかにせず、恐れるべきです。

 真の預言者は荒れ野で叫ぶ声です。ニセ預言者にだまされている街中の人々に警告を発し、人々が嫌がることでも決然という。本当に世のため人のためになる真理を語る。それが真の預言者です。

 共産党と「赤旗」は真の預言者の要素をお持ちです。人をクスッと笑わせるちゃめっ気と諧謔(かいぎゃく)精神を身に着ければ、さらにレベルが上がるでしょう。確信を持って果敢に活動し続けてほしい。

 真の預言者の声が聞こえなくなるのはどんなに恐ろしいことか。「赤旗」の存続は共産党の社会的責任です。

 激励申し上げたいと思います。
(2025年1月21日)


読めば政治変える力

神戸学院大学教授
上脇博之(かみわきひろし)さん

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 「しんぶん赤旗」は日曜版、日刊紙ともに、スクープ報道をけっこうやってきました。そのなかで、日曜版の自民党派閥による裏金問題と、日刊紙の総選挙で非公認候補へ2000万円の政党交付金を渡した問題は、大スクープです。

 日刊紙では、まず裏金づくりで非公認になった議員を自民党支部長のままにしたことを特報しました。次に公認と非公認が同じ2000万円を受け取っていたとスクープを連打しました。これが衆議院選挙へ多大な影響を及ぼし、自民党が惨敗をして過半数割れをおこしました。

 「政治とカネ」問題の報道をとってみても、これだけ影響力を持った機関紙をぜひ一人でも多くの人に読んでほしい。

 商業紙も含め減紙傾向ですが、新聞をじっくり読みたい人はいます。新聞が減るのは、自民党政権による新自由主義の政策、要するに福祉国家を否定して、痛みを庶民に押しつけて購買力を奪っているからです。購読を続けたいけどできない人がいる。やはり政府をかえることが必要です。

 「赤旗」を読んで、一人ひとりが政治に多大な影響を及ぼす力をつけてほしいですね。
(2025年1月22日)


社会正義の情報源

室蘭工業大教授
清末愛砂(きよすえあいさ)さん

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 「赤旗」に期待してきたことは、政治の闇の部分や政治的に隠された背景に、忖度(そんたく)なく切り込んでもらいたいということです。この期待を持つ人は少なからずいると思います。党員とか、支持者であるか否かを超えて、実はメディア人も含めて「赤旗」がやってくれるのではないのかという期待があると思います。その期待に応えてきた「赤旗」の97年だと思います。

 自民党の裏金問題を暴いたのも「赤旗」です。ある意味で「歴史を変えた新聞」と言えると思います。裏金事件をきっかけに、昨年の総選挙で自公は過半数割れになり、自民党を追い込みました。政治に大きな激変をもたらしたのは、「赤旗」の力が大きかった。これは否定できない事実だと言えます。

 「赤旗」がなくなることは、社会にとって、非常に大きなロス(損失)です。あってはならないことだと思います。政党機関紙を超えた、社会正義のための情報源です。だからこそ、できるだけ多くの人に「赤旗」の存続のための支援として何ができるのかを考えてほしいと思います。
(2025年1月23日)


ずば抜けた調査能力

元公明党副委員長
二見伸明(ふたみのぶあき)さん

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 日本の政党で97年間も機関紙を発行しているのは共産党だけ。戦前の弾圧の中でもペンを折らず、闘いぬいた歴史は本当に貴重だ。

 今の政治状況はメチャクチャ。こういう時だからこそ、まともな理念や政策を掲げる政党が必要だ。自己宣伝のための機関紙を持つ政党はあるけど、世の中の出来事を、きちんと報道しているのは、「しんぶん赤旗」だけだと断言できる。その典型が裏金問題をはじめとする一連のスクープだ。

 「赤旗」の調査能力はずば抜けている。カオス(混沌)の時代にあって、調べに調べて本当のことを忖度(そんたく)なく書く「赤旗」の価値は非常に大きい。

 「赤旗」が増えるとは、それだけ世の中に真実の声が伝わるということ。"新しい政治のプロセス"が始まっている今こそ、「赤旗」の購読を推奨したい。

 共産党は「赤旗」の発行を守るため、読者を増やして100万人にすることと10億円の支援募金を呼びかけた。私も経験があるけど、ざっくばらんに言って、新聞の発行をはじめ何をやるにも経費がかかるよね。貧者の一灯。私も協力したい。

 私は"朝毎読"も購読しているけど、真っ先に読むのは「赤旗」。「赤旗」日刊紙、日曜版とも愛読してる。政治や社会の実相を知りたいからね。民主主義・自由・平和を真っ正面から掲げて頑張る「赤旗」を、私は心から応援します。
(2025年1月24日)


学びある大事な友人

弁護士
角田由紀子(つのだゆきこ)さん

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 「赤旗」がない生活など考えることもできません。「赤旗」は私の大事な友人であり、師でもあります。どれだけたくさんのことを学び、目を開かせられたか分かりません。今まで扱ってきたさまざまな課題について、「赤旗」は他のメディアが無視していた時も的確な報道をしてくれました。そのことで問題が正しく知られ、運動を広げることができてきました。

 先日のハラスメント禁止についてのジェンダー法学会の声明の報道(16日付11面)もそうでした。私は同学会員ですが、まず「赤旗」の報道で知ったのです。いつもおざなりな報道ではなく本質をついた報道に励まされてきました。裁判の記者会見の席で赤旗記者の方を発見するとうれしくなります。

 「赤旗」は地方の小さな動きも伝えてくれます。私はふるさと北九州の動きにも「赤旗」で触れることができています。

 いま私たちが直面している困難な毎日を打開し、そのさきにある希望の未来を現実のものにするために、「赤旗」の力はますます重要になっています。(寄稿)
(2025年1月26日)


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