2025年4月3日(木)
憲法に基づく政治こそ
参院憲法審 山添・仁比議員が主張
![]() (写真)意見表明する山添拓議員=2日、参院憲法審 ![]() (写真)発言する仁比聡平議員=2日、参院憲法審 |
参院憲法審査会が2日に開かれ、「憲法に対する考え方」について各党の意見表明が行われました。日本共産党の山添拓議員は、改憲は国民が求めている優先課題ではないと述べ、改憲案のすりあわせに向かいかねない憲法審査会は動かすべきではないと指摘。憲法に基づく政治こそ求められていると強調しました。
山添氏は、大日本帝国憲法に定められた緊急事態条項の一つ「緊急勅令」による国民弾圧の歴史を振り返り、自民党などが主張する「緊急事態条項」を盛り込む改憲論を批判。1925年の制定から100年となる治安維持法は、最高刑を死刑に引き上げる法改悪を内閣が「緊急勅令」によって強行しました。山添氏は、この改悪で弾圧が圧倒的に強まり、侵略戦争反対を掲げた作家の小林多喜二が特高警察の拷問で虐殺されたと強調。現行憲法に緊急事態条項がないのは「条項の乱用による人権の圧殺と侵略戦争の痛苦の歴史を踏まえ、議会制民主主義の徹底を図るためだ」と述べました。
山添氏は、昨年12月の韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領による「非常戒厳」は極めて強権的に基本的人権を奪うものだったとして、「緊急事態条項がないからこそ独裁体制の確立や権力の乱用を防止しうる」と指摘。今求められているのは、憲法の各条項を生かし、大幅な賃上げや選択的夫婦別姓などを実現し、平和外交に転換することだと主張しました。
日本共産党の仁比聡平議員は、同性婚を認めない民法などの規定について、五つの高裁がいずれも違憲判決を下しているとして、同性婚の法制化を主張。「個人の多様性、人権尊重社会のため、性同一性障害特例法の抜本改正や選択的夫婦別姓の実現とともに今国会の緊急課題だ」と述べました。