2025年4月2日(水)
強制出向教員 原職復帰
奈良教育大付属小 裁判中の3人
奈良教育大学が付属小学校の教育課程を「不適切」などとしたことを受けて県内の公立小に昨年4月から強制出向させられていた教員3人が1日の人事異動で原職に復帰しました。学内の新設部署に配転中だった教頭も教頭職として復帰しました。
3人は本人の同意もない出向命令の無効を求めて昨年6月に奈良地裁に提訴。全国から支援が広がるなか、奈良教育大学組合連合が大学側との団体交渉で出向方針の撤回や原職復帰をくり返し要求。大学側は健康などに考慮して復帰させると合意し、今年度の出向についても希望者がいなければ行わないとしました。
大学は昨年1月、付属小が児童の成長・発達に合わせ工夫して実施していた教育課程を学習指導要領に照らして「不適切」だったと公表。懲罰的に19人の教員を他校へ順次出向させる方針を示し、撤回はしていません。
「奈良教育大学附属小を守る会」は1日、原職復帰は運動や提訴、交渉を受けたもので「昨年度の人事異動は不当であり4人の復帰は当然の措置」と強調。同時に「大学や県教委、文科省等が教育課程への介入の誤りを認めたわけではない」として取り組みを強化する声明を発表しました。