2025年3月31日(月)
日米指揮統制強化を確認
防衛相会談 自衛隊を事実上指揮下に
沖縄新基地推進も確認
中谷元・防衛相とヘグセス米国防長官は30日、防衛省で初めて会談し、日米の司令部機能強化に向けた「指揮統制枠組み向上」を確認しました。ヘグセス氏は、在日米軍司令部を「統合軍司令部」に再編成するため体制を強化すると初めて表明。自衛隊との統合を進め、事実上、米軍の指揮下に置く狙いです。
日本側は、陸海空自衛隊の実動部隊を平時から有事まで指揮する「統合作戦司令部」を今月24日に発足。長射程ミサイルを用いた「敵基地攻撃能力」を一元的に指揮します。一方、同司令部のカウンターパート(対応相手)となる在日米軍司令部の機能強化を巡っては、トランプ政権が進める政府の経費削減策として、ヘグセス氏が在日米軍強化の中止検討を指示したと米メディアが報じており、今回の会談の内容が注目されていました。
両氏は「自衛隊の統合作戦司令部の創設や在日米軍の統合軍司令部へのアップグレード(機能強化)の開始を含む具体的な進展」を歓迎。昨年7月の安全保障協議委員会(2プラス2)で、横田基地(東京都福生市など)に置かれている在日米軍司令部を「統合軍司令部」に再編成するとした方針を確認しました。米側は、統合軍司令部の機能を防衛省に近い米軍赤坂プレスセンター(東京都港区六本木)に置く案を検討。区や住民はプレスセンターの返還を求めています。
会談では、対中国を念頭に、沖縄など南西地域での共同訓練の拡充で合意しました。沖縄県名護市辺野古を含む「沖縄統合計画」の「着実な実施」を確認。第2次トランプ政権で辺野古推進が確認されるのは初めてです。今夏の参院選では、民意に反した辺野古新基地建設の推進への審判が求められます。