しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2025年3月30日(日)

きょうの潮流

 ソビエト連邦が崩壊した後の1990年代に、経済混乱のなかで国有資産を手に入れ、急速に富を蓄積した新興財閥が「オリガルヒ」と呼ばれてきました。寡頭(かとう)制を意味するギリシャ語に由来します▼米国でも今、オリガルヒに注目が集まっています。バイデン前大統領でさえ、世界一の大富豪イーロン・マスク氏がトランプ氏の側近として絶大な影響力を及ぼすことを見越し、退任演説で「オリガルヒが形成されつつある」と言及したほど▼格差拡大に警鐘を鳴らしてきた国際NGO「オックスファム」の米国支部は、オリガルヒをこう解説しています。「富裕層エリートが自らの富を増やすやり方で、政治を方向づける技能」と▼新政権の閣僚の総資産は4500億ドルを超え、マスク氏を除いても米史上最も裕福な顔ぶれだといいます。13人の億万長者が政府の要職に指名されています▼就任以来、連邦政府の機能を次々に削減してきたトランプ政権。「大企業の過剰な権力と独占を防ぐ規則や審判員にくさびを打ち込む」とオックスファムが予測していた通りです▼「オリガルヒと闘う」―。こう銘打って遊説を開始したのは進歩派のサンダース上院議員です。西部コロラド州では民主党進歩派のオカシオコルテス下院議員と登壇。“サンダース旋風”といわれた2020年の大統領選を超える大聴衆が州都デンバーに。トランプ氏とマスク氏を打ち負かすための組織化が必要だ、との訴えに熱く応えました。米国の希望はいつも闘う人々です。


pageup