2025年3月29日(土)
急がれるクビアカツヤカミキリ被害対策
予算足りなければ補完 農水相
参院農水委で紙議員に
![]() (写真)質問する紙智子議員=24日、参院農水委 |
日本共産党の紙智子議員は24日の参院農林水産委員会で、クビアカツヤカミキリ被害の拡大防止と農家への支援を求めました。
クビアカツヤカミキリはサクラ、ウメ、モモ、カキなどの樹木を枯死させる外来の害虫。1匹のメスが約1000個もの卵を生むことから、10年間で14都府県に広がり、和歌山県ではモモに被害が広がり、ウメ産地への影響が懸念されています。
紙氏は、環境省が「特定外来生物防除等対策交付金」で調査・駆除・防除計画の策定を支援しているが、十分な予算を確保しているのかと質問。同省の飯田博文審議官は「申請に対して満額交付できていない」と予算不足を認めました。並木や学校のサクラを日常的に管理する対策が急がれており、江藤拓農水相は「(予算が)足りなければ補完するのは当然だ。対応したい」と応じました。
紙氏は、捕殺や産卵防止策を質問。農水省の安岡澄人消費・安全局長は「対策が重要で、フラス(幼虫の糞など)が見られる幹にネットを巻きつけ(害虫を)外に出さない対策や、被害が著しい木は伐採して発生源を押さえるため、消費・安全交付金で支援している」と答えました。
紙氏が改植支援等を求めると、同省の松尾浩則農産局長は「果樹経営支援対策事業で改植費用として10アール当たり17万円を、改植後の未収益期間の管理経費として10アール当たり22万円を支援している」と答えました。
紙氏は研究所への支援を要求。同省の堺田輝也技術総括審議官は「イノベーション創出強化研究推進事業で防除技術の開発を進め、人件費の経費も対象にしている」と答えました。