2025年3月27日(木)
商品券配布 共産党公表資料にメディア注目
原資は機密費か 30年以上続く?
![]() (写真)官房機密費の実態を示す文書を公表する志位委員長(当時)=2002年4月12日、衆院第1議員会館 |
石破茂首相の商品券配布問題、自民党の歴代首相が所属議員らに税金が原資である官房機密費を使って金品を渡していた疑惑が深まっています。
根拠となっているのが、2002年4月12日、日本共産党の志位和夫委員長(当時)が、記者会見して公表した、官房機密費の詳細な使途を明らかにした内部文書。今、各メディアで注目されています。
文書は、宮沢喜一内閣で加藤紘一氏が官房長官を務めていた時期(1991年11月から92年12月)の会計記録の一部。コクヨのB5判「金銭出納帳」に手書きで記された月ごとの金銭の出納簿と、それを「内閣」と印刷された用箋に「国会対策費」「パーティー」「香典」「餞別(せんべつ)」など項目ごとにリスト化されたもので、支出先には自民党国会議員らの名前がずらり。
25日の朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」は、「商品券問題 自民党の伝統? “官房機密費”から支出疑惑も」と特集。このなかで、「『しんぶん赤旗』から」として、共産党が公表した資料に「商品券312万2575円」との記載があることを紹介しました。
「毎日」専門編集委員の佐藤千矢子さんは、石破首相が商品券の原資についてポケットマネーと弁明していることについて、「官房機密費から補てんしたとしても、カネに色はついていないから…。(官房機密費から出したという)疑惑は消えない」と指摘しました。
24日のBS‐TBS「報道1930」も「自民商品券 “慣例”証言 機密費から?」と特集したなかで、共産党が公表した内閣官房の内部文書として、「ビール券」「商品券」「くつ券」などの記載があることを紹介。司会の松原耕二さんは、「当時、かなり信ぴょう性が高いといわれた」と指摘しました。
23日の朝日系「有働Times」でも共産党が示した「金銭出納帳」に「商品券」とある画像を示し、「事実とすれば30年前から(商品券配布が)続いてきた可能性がある」と強調しました。
「日刊ゲンダイ」24日付は、「共産党が過去に暴いた機密費資料に『商品券』」と詳報、「今後の焦点は官房機密費の全容解明」としました。
内部文書を公表した志位氏は当時、「機密費という政治の闇にメスを入れることは、日本の政治腐敗を一掃するうえで、避けて通れない課題」と強調しました。30年以上続く税金の党略的・私的流用の闇を徹底的に解明する必要があります。
(藤沢忠明)