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2025年3月27日(木)

米軍上陸80年 犠牲者追悼

沖縄戦 強制集団死 二度と

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(写真)沖縄戦犠牲者を追悼し平和を祈る式典で献花する高江洲さん(手前右)=26日、沖縄県座間味村

 太平洋戦争末期の沖縄戦で、1945年3月26日に米軍が沖縄県座間味(ざまみ)村に上陸し、追い詰められた多くの住民が強制集団死(集団自決)を迫られてから80年となった26日、犠牲者を追悼する村主催の式典が座間味島内で開かれました。村内外から約200人が参列しました。

 同村では、米軍上陸の前後、住民を巻き込む猛烈な爆撃や砲撃が加えられました。日本軍から事前に手りゅう弾を配られ、捕虜になることを許さない思想を説かれていた住民たちは、家族や自身の命を絶つことを余儀なくされました。県史では座間味島で177人、慶留間(げるま)島で53人、屋嘉比(やかび)島2家族が集団死によって犠牲になったとされます。

 住民代表として追悼の言葉を述べた高江洲敏子さん(93)は、教師に米軍の捕虜にはならず自ら死ぬよう教えられたことや、艦砲射撃や機銃掃射の中、幼い弟を背負って逃げ惑った記憶を鮮明に覚えていると証言。「あのときに私が経験した怖さ、つらさを二度と孫、ひ孫に体験してほしくありません。平和がいつまでも続くよう祈っています」と訴えました。

 玉城デニー県知事が歴代知事として初めて参列。「戦争の不条理さ、残酷さ、平和の尊さを次の世代に正しく伝え、沖縄の貴重な自然や文化、美しい島々を引き継ぐことが私たちの責務だ」とあいさつしました。


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