2025年3月24日(月)
NHK厳重注意は番組制作への干渉
辰巳氏が撤回要求
衆院総務委
![]() (写真)質問する辰巳孝太郎議員=19日、衆院総務委 |
日本共産党の辰巳孝太郎議員は19日、2025年度NHK予算審議が行われた衆院総務委員会で、18年にかんぽ生命の不正販売を告発した番組「クローズアップ現代+」を巡り、森下俊三NHK経営委員長が上田良一会長(いずれも当時)に行った厳重注意は、番組制作への干渉であり撤回すべきだと主張しました。
放送法は、番組編集は自主的規律に委ね、放送業務に関与しないNHK経営委員会は個別の番組編集に干渉できないと定めています。
辰巳氏は、番組放送後に日本郵政がNHKに名誉毀損(きそん)だと猛抗議をしたが、番組内容は正しく、「NHK側の発言を問題視しガバナンスとして検証を求めたのは適切ではなかったのではないか」と質問。加藤進康日本郵政代表執行役副社長は「番組内容は事実」「ガバナンス体制に対する抗議は適切ではなかった」と初めて認めました。
辰巳氏は、NHK監査委員会事務局が作成した「ガバナンスに瑕疵(かし)はなかった」とする調査結果を示し「当時の経営委員会の対応は放送法違反と言われても仕方ない」と指摘。「厳重注意は撤回し、今後一切の圧力を受けないと明言すべきだ」とただしました。
NHKの古賀信行経営委員長は「当時の経営委員会も深く遺憾の意を表している。経営委員会は番組編集に関与できないとの認識を改めて徹底したい」と述べ、稲葉延雄会長も「視聴者・国民に説明責任を果たすことが重要だと考えている」と述べました。
衆院総務委は、NHK予算を賛成多数で承認しました。