2025年3月20日(木)
自民全体に根深い金権体質
参院予算委で井上氏追及 安倍政権時も商品券配布
都議会自民裏金「調査を」
日本共産党の井上哲士議員は19日の参院予算委員会で、首相による自民党議員への商品券配布が安倍政権時代にも「慣習」として行われていたとの証言を報じた「しんぶん赤旗」日曜版(23日号)を示し、自民党全体の根深い金権体質にかかわる問題だと追及しました。(関連記事)
![]() (写真)質問する井上哲士議員=19日、参院予算委 |
日曜版23日号は、自民党現職議員の証言を報道。安倍政権時にも首相公邸で官房長官が同席する会食があったとして「会食前に首相の秘書が…10万円分の商品券を置いていった。受け取った議員はみな、原資は内閣官房機密費だと思っていた。永田町の常識だ」と述べています。井上氏は、石破首相の商品券配布も同じ形で行われたとして、「このような慣例が自民党内で引き継がれているのか」と追及。石破首相は「答える立場にない」と回答を拒否しました。
井上氏は、紛れもない政治活動を私的活動だと詭弁(きべん)をろうし、政治資金収支報告書に記載しない“裏金”にして配布した首相の資格が問われると指摘。岸田文雄前首相も商品券を配布していたとの報道もあげ「商品券配布が慣例化していたとすれば、ここにいる自民党議員の多くももらっていたことになるが、問題にする声は全く上がってこなかった。自民党全体の問題だ」と批判しました。
井上氏は、金権腐敗は地方でも大問題だとして都議会自民党で行われていたパーティー券代金の半分を「中抜き」する組織的裏金づくりを追及。石破首相が、共産党の塩川鉄也衆院議員への答弁(2月3日)で「都連と協力し実態解明に努力したい」と述べながらも、その後都議会で、共産党など6会派が提案した「政治倫理審査委員会」の設置を自民、公明、都民ファーストの会などが否決したと指摘し、「実態解明に背を向けている」と批判しました。
井上氏は、党都議団が入手した内部文書に、自民党都連所属の衆参46人の国会議員に1人30枚の政治資金パーティー券を配布するとあるのに、19年の収支報告書に記載があるのは13人だけだと指摘。日曜版が入手した「都議らに追加パーティー券を何枚配ったかを会派側が管理するリスト」には、都議会自民党が公表した裏金議員21人のほかに13人の名前があるとして「都連の説明は虚偽の疑いがある」と追及しました。首相の総裁選の推薦人代表で都連会長だった鴨下一郎元衆院議員も20枚追加でパーティー券を受け取り、収支報告書に記載がないとして「裏金になった疑惑もある。総裁として調査を指示するべきだ」と迫りました。石破首相は「そのような事実はない」と開き直りました。