2025年3月16日(日)
エネ基本計画に「裏シナリオ」
国際約束欺き「脱炭素」政策破綻示す
参院環境委 山下氏
![]() (写真)質問する山下芳生議員=13日、参院環境委 |
日本共産党の山下芳生議員は13日の参院環境委員会で、政府がエネルギー基本計画の「参考資料」としている「リスクシナリオ」で「二酸化炭素(CO2)排出量がメインシナリオの1・5倍、液化天然ガス(LNG)は最大4割多くなる」と指摘しました。閣議決定し、国連に提出した日本の国別削減目標(NDC)が実現できないことを想定しており、国内外の人びとを欺くものだと批判しました。
「シナリオ」は、①再エネが拡大しない②燃焼時にCO2を出さない水素、アンモニアの燃料活用が進まない③CO2を回収し地中に貯留する「CCS」技術が普及しない―ことをリスクとしています。
山下氏は「太陽光発電は、屋根置きや遊休農地の一部活用(ソーラーシェアリング)だけでも大規模導入が可能だ。風力発電は、潜在的なポテンシャルが高く、浮体式などの洋上風力を計画的に進めれば、さらに大規模導入が可能となる。地域のエネルギー収支の黒字化、町おこしにもつながる」と指摘。「再エネはリスクでなく大きなポテンシャルだが、水素、アンモニアの燃料活用は間違いなく大きなリスクだ。先進国でアンモニア混焼をめざす国はなく、調達する見込みもない」とただしました。
資源エネルギー庁の木原晋一政策総括調整官は「水素アンモニア発電は発展途上の技術」だと答弁。山下氏は「CCSもリスクだらけで進まないとして、こうしたシナリオがつくられた。いよいよリスクと認めた。石炭火力にしがみつく『脱炭素』の道が破綻したということだ。リスクがないシナリオは再エネの本格的普及だ」と主張しました。