2024年2月20日(火)
盛山文科相の不信任案提出
統一協会と関係「事実重い」
立憲民主党は19日、統一協会(世界平和統一家庭連合)との関係が指摘される盛山正仁文部科学相の不信任決議案を衆院に提出しました。
盛山氏は、2021年の衆院選の際、統一協会のダミー団体から推薦状を受領し、「政策協定」にあたる推薦確認書に署名していたことが明らかとなっています。日本共産党など野党は盛山氏の罷免を求めてきました。
立民の安住淳国対委員長は記者団に「残念ながら旧統一協会との関係を認定せざるを得ない。(関係を)隠していた事実は重い」と指摘。「わが国の教育行政をつかさどる者として、適格性に欠けると判断した」と説明しました。
統一協会の解散命令請求をめぐり、22日には国と協会双方から意見を聞く審問が東京地裁で始まる予定です。安住氏は、「国を代表して文科相が解散命令請求に対する審問を行うのなら、この問題を引きずらせるわけにはいかない」と述べました。
これを受け、同日の衆院予算委員会は散会となりました。決議案は20日の衆院本会議で採決される見通しです。