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2023年11月18日(土)

工藤内閣府副大臣 統一協会総裁と5回面会

選挙支援も

本村議員追及で判明

写真

(写真)質問する本村伸子議員=16日、衆院消費者特委

 消費者庁を担当する自民党の工藤彰三内閣府副大臣(衆院愛知4区)が、霊感商法や高額献金で被害を広げてきた統一協会(世界平和統一家庭連合)の韓鶴子総裁に5回会い、選挙支援も受けてきたことが17日までに判明しました。消費者庁は統一協会問題をうけて成立した不当寄付勧誘防止法を所管しており、副大臣としての適格性が問われる事態になりました。

 工藤氏が衆院消費者問題特別委員会(16日)で日本共産党の本村伸子議員の質問に答えました。本村氏は、岸田文雄首相の「任命責任が問われる」と批判し、工藤氏の辞任を求めました。

 工藤氏は本村氏から韓総裁と何回会ったのかと問われ、「確か5回お会いした」と述べました。ほかにも複数回、協会系の集会に参加。2015年10月に千葉市で開かれた集会では、あいさつ原稿を協会側が用意し、それを読んだといいます。

 選挙を巡っては、▽初当選した12年の総選挙前に協会関連団体の世界平和連合愛知県事務局長と面会▽14年の総選挙で「東京の本部から」幹部が選挙事務所を訪問▽17年の総選挙では協会側が開いた集会であいさつ▽21年の総選挙は電話作戦をしてもらった―と初当選以降、全ての選挙で協会と関係があったことを明らかにしました。

 また世界平和連合へ個人で毎月3000円の会費を払っていたとしています。

 信者の有罪が確定した霊感商法事件や正体を隠した勧誘の違法性が確定した訴訟については、「過去にあったと記憶している」と答弁。協会の反社会的行為を認識しながら、支援を受けていた疑いが濃厚になりました。


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