2023年11月10日(金)
「加害者の自覚なし」
統一協会 被害対策弁護団が批判
統一協会(世界平和統一家庭連合)の田中富広会長が記者会見を開いたことを受けて全国統一教会被害対策弁護団(村越進団長)は9日、協会側の見解を批判する声明を発表しました。
田中会長が不法行為の組織性を認めず、会見の中で「謝罪」や「被害者」という言葉も避けたとして「加害者としての自覚を全く有しておらず、その反社会的な考え方を全く改めていない」と指摘しています。
被害者側が求めた集団交渉に関して説明した内容なども「事実に反するものが多く、欺瞞(ぎまん)的と言わざるを得ない」と強調。協会側が被害対策弁護団との直接の話し合いを拒否し、献金の記録も開示しないなどの対応を続けたとして「交渉が滞っている原因は、統一協会側の不誠実な姿勢にある」と述べました。
統一協会に対し、自らの責任を認めて被害者に謝罪した上で「速やかに賠償するように」と求めています。