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2023年4月25日(火)

文鮮明入国で方針変更

韓国外交文書 確認・調査を

参院特委で井上議員指摘

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(写真)質問する井上哲士議員=21日、参院拉致問題特別委

 日本共産党の井上哲士議員は21日、参院拉致問題特別委員会で、北朝鮮の指導者と統一協会が親密な関係にあると指摘し、政府・自民党と統一協会との癒着関係を究明し関係を断つよう求めました。

 北朝鮮は、統一協会創始者・文鮮明の死去に際し金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が弔電を送り、死去10年の昨年にも朝鮮アジア太平洋平和委員会が遺族に弔電を送るなど、統一協会と深い関係が続いています。

 井上氏は、韓国外務省の6日公開の外交文書で、1992年の文来日の際に、入国を拒否する方針だった法務省が、当時の金丸信自民党副総裁の働きかけで、最終的に判断を変えたと記されていると追及。「法務省の方針変更と、それを外務省が韓国側に伝えていたことが明らかになった」として、外交文書を入手して確認・調査すべきだと主張しました。

 林芳正外相は「外務省としてコメントする立場にない」などと拒否。松野博一拉致問題担当相は「(入国許可の)当時の判断は適切であり、調査は予定していない」との答弁に終始しました。

 井上氏は「方針変更の事実が韓国の外交文書で明らかになった。確認もせずに適切だったとは言えない」「文氏の訪日により、統一協会の被害は広がった」と指摘。事実関係を調査し北朝鮮と親密な統一協会との関係を断つよう求めました。


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