2023年4月13日(木)
ODAの返還請求を
穀田氏、統一協会の関連追及
衆院外務委
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日本共産党の穀田恵二議員は12日の衆院外務委員会で、統一協会の関連団体「世界平和女性連合」が西アフリカのセネガルで運営する職業訓練校に、政府開発援助(ODA)として955万円余を供与していた問題をめぐり、同職業訓練校と統一協会の関連を示す新たな証拠を示し、政府資金の返還を改めて要求しました。
穀田氏は、ODAで建設された職業訓練校校舎の写真に、世界平和女性連合のフランス語略称である「FFPM」という文字と同連合のシンボルマークが記されていることを提示。また、職業訓練校の校長が使用した同校の公印にも「FFPM」の文字が刻まれていることを示し、「世界平和女性連合が職業訓練校の運営を行っていることは明白だ」と迫りました。
さらに穀田氏は、統一協会の中核組織「天宙平和連合」のホームページに掲載された記事では、同連合の会合にセネガル政府関係者が出席し、職業訓練校の子どもたちを統一協会の関連団体「世界平和青年連合」に参加させる決意を述べていることを暴露。「職業訓練校が統一協会の信者獲得の拠点になっていることは明らかだ」と指摘しました。
その上で、こうした事実が確認された場合、ODA資金の返還請求を行うかと追及。林芳正外相は「ご指摘も含め、しっかり確認する」「あらゆる可能性を排除せず、法的な観点も勘案して、検討していきたい」と答え、返還請求を否定しませんでした。