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2023年2月3日(金)

文化庁 情報開示拒否

統一協会名称変更 文科相強弁に怒号

衆院予算委で宮本岳志氏追及

 日本共産党の宮本岳志議員は2日の衆院予算委員会で、文化庁が統一協会の名称変更を2015年に突然認証した問題で、それに先立つ同庁と統一協会との面談記録や下村博文元文部科学相への報告を行った資料である「下村ペーパー」の情報開示を求めましたが、文化庁はいずれも拒否しました。

 合田哲雄文化庁次長は、面談記録の公表を「宗教法人に関する非公知の事実」を理由に拒否。宮本氏は「森友問題のときは資料を廃棄したと言って提出拒否したが、文化庁は資料があると言いながら出さない」と批判し、予算委員会への提出を求めました。

 さらに、宮本氏による「下村ペーパー」の情報開示請求が拒否された問題も追及。宮本氏は、「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」の第7条は「公益上の理由による裁量的開示」を定めているとして開示を要求しました。

 永岡桂子文部科学相は「信教の自由を害する」「裁量的開示を行う必要があるとは考えていない」などと強弁。委員室からは「誰をかばっている」「いつまでこんなことを続けるんだ」と怒号が飛びました。

 宮本氏は、統一協会は今も信者に1000万円を超える高額献金を迫るなど「悪質性」「組織性」「継続性」は明らかだとして、「いつ解散命令を請求するのか、見通しを示せ」と追及。永岡文科相は、「丁寧に法律に乗っ取り、措置を講じる」というだけでした。


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