2022年12月27日(火)
政権の体をなしていない 岸田内閣は総辞職せよ
小池氏が会見
日本共産党の小池晃書記局長は２６日、国会内で記者会見し、政治とカネをめぐる問題などが相次いでいる秋葉賢也復興相と、女性や性的少数者などに対し差別的言動を繰り返してきた杉田水脈（みお）総務政務官が事実上更迭されると報じられたことについて問われ、「秋葉氏は大臣の資格がなく、杉田氏も政務三役の資格がないことは明らかだ。更迭は当然だが、ずるずると年末まで続けさせたことはあまりに遅すぎる」と主張しました。
小池氏は、杉田氏について「さまざまな問題発言が指摘されていたにもかかわらず任命し、これだけの問題が噴出していながらずるずる続けさせた二重の責任が岸田文雄首相には問われている」と指摘しました。
秋葉氏については自民党の「点検」では統一協会への会費の支出は一切ないと言っていたにもかかわらず、政治資金収支報告書で年間２万４０００円を支出していたとして、「月刊誌の購読料は１冊月８００円で年間２万４０００円ではつじつまが合わない。月刊誌を含む会費は月２０００円だからぴったり合う。これまでの説明が虚偽である疑いが濃厚になった」と語りました。
また、秋葉氏は親族に事務所費を支払っていた問題、選挙の際に秘書を車上運動員として報酬を払っていた疑惑などもあるとして、「辞任して済む話ではない。秋葉氏は真相を明らかにする責任があり、任命権者として岸田首相は真相を明らかにさせる責任がある」と重ねて批判しました。
その上で、「閣僚の更迭はこれで４人目だ。岸田政権は内閣の体をなしていないと言わざるを得ない」と厳しく批判。内閣の体をなしていない岸田政権が、敵基地攻撃能力の保有や原発の再稼働・新増設など、これまでの政策の大転換を次々に強行しているとして、「こうしたことは許されない。岸田内閣は総辞職し、岸田首相は退陣すべきだ」と主張しました。
