2022年11月6日(日)
政務官室に統一協会関係者
井野防衛副大臣「確認した」
衆院法務委員会 本村議員へ答弁
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井野俊郎防衛副大臣は2日の衆院法務委員会で、井野氏が法務政務官時代の2016年に統一協会(世界平和統一家庭連合)関係者を法務省や法務政務官室に招き入れていたことを「確認した」と明らかにしました。日本共産党の本村伸子議員への答弁。
本村氏は10月28日の同委で、統一協会側が設立した井野氏の後援会「俊世会」一行が16年11月、法務省を見学し、法務政務官室を訪れていたとの「赤旗」日曜版10月30日号の報道に基づき井野氏を追及しましたが、同氏は「否定はしない」などと答弁。本村氏は関係者に確認するよう求めていました。
2日の質問で本村氏は改めて、事実を確認したかと追及。井野氏は、法務省内に一行を招き入れたことを「電話で斉藤(優・群馬)県議(俊世会代表)に確認した」と答えました。
本村氏は「法務政務官として、統一協会の組織的な不法行為責任を認定した東京高裁判決の5カ月後に招き入れた責任をどう考えるのか」と厳しく追及。井野氏は「真摯(しんし)に反省している」「関係を断って政治活動を続けていく」と答えました。
本村氏は、岸田文雄首相が閣僚等に統一協会との接点があった場合辞任を求めると答弁したことを挙げ、「辞任、更迭の案件ではないか」と主張。葉梨康弘法相は「それぞれの議員に説明していただきたい」として見解を示しませんでした。
本村氏は「統一協会との癒着を断ち切り、被害の根絶に全力をあげなければならない」と法相らの姿勢を厳しく批判しました。