2022年11月2日(水)
統一協会 接点「数年前から認識」
参院委 井野副大臣、辞任は拒否
山添氏に認める
井野俊郎防衛副大臣は1日の参院外交防衛委員会で、統一協会関係者が井野氏の後援会「俊世会」を設立していた問題を日本共産党の山添拓議員から追及され、数年前から後援会に統一協会の関係者がいたことを認識していたと認めました。
山添氏は、井野氏が同会の代表である斉藤優群馬県議に同会の解散を指示した理由を質問しました。井野氏は、後援会の設立に関与したとされる福田高雄氏が統一協会の関係者だと「数年前から認識していた」と認めた上で、「『赤旗』などから指摘があり、接点と疑われるのは良くないと思い、そういう措置をとった」と語りました。
山添氏は、斉藤県議のSNSの投稿によると、10月29日時点では「俊世会」は解散されていないと指摘。「任命以後に接点が見つかれば、閣僚を辞めてもらう」との岸田文雄首相の発言(20日の参院予算委員会)に触れ、「井野副大臣は任命以後も後援会を存続させてきたことになる。辞任するか」と迫りました。
井野氏は「今回の問題発生以降は(統一協会の)関係者と連絡をとっていない。そういう意味では接点はない」と弁明し、辞任を拒否しました。