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2022年10月27日(木)

統一協会関係者を外相表彰

穀田議員「海外宣教にお墨付き」

衆院外務委

写真

(写真)質問する穀田恵二議員=26日、衆院外務委

 海外で統一協会(世界平和統一家庭連合)の宣教活動をしている関連団体派遣員に、政府が外務大臣表彰を与えていた―。日本共産党の穀田恵二議員は26日の衆院外務委員会で、「非人道的な統一協会の活動を政府として称賛し、お墨付きを与えた問題だ」として表彰の取り消しと徹底調査を求めました。外務省は、統一協会の関連団体の派遣員だと知りながら表彰した事実を認め、林芳正外相は「事実関係をしっかり確認して対処を検討したい」と述べました。

 統一協会は数千人の女性信者を「世界平和女性連合のボランティア」と称し各国に派遣し、信者勧誘などを行わせています。

 穀田氏は、アフリカ・モザンビークで「太陽中学校・高校」の理事長を務める人物に2019年度、当時の河野太郎外相が外務大臣表彰を与えたと告発し、同人物は統一協会関連団体の「世界平和女性連合」の派遣員で、学校は女性連合が運営支援していると指摘。「統一協会の関連団体の活動を政府が賞賛したという重大問題だ」と迫りました。

 外務省中東アフリカ局の斎田伸一アフリカ部長は、在モザンビーク大使館の当時の担当者が「(女性連合が協会関連団体だと)おそらく認識していた」としつつ「本省は認識していなかった」などと弁明しました。

 穀田氏は、統一協会の雑誌にはモザンビークの学校で「教育」と称し開祖・文鮮明と韓鶴子総裁の自叙伝が1日で600冊以上配布され、卒業後に信者になった生徒もいると記されていると指摘。大臣表彰が「海外宣教」にお墨付きを与えたとして、徹底調査と結果の公表を求めました。


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