2022年10月8日(土)
説明責任果たしていない
細田議長の追加報告 小池氏が批判
日本共産党の小池晃書記局長は7日、国会内で記者会見し、細田博之衆院議長が同日公表した統一協会との接点に関する追加報告について問われ、文書を配布したのみで細田氏が会見を開かないことなどをあげ「これではまったく説明責任を果たしたことにはならない」と批判しました。
小池氏は、今回の文書について「この紙を見る限りでもきわめて濃厚な関係を統一協会および関連団体と持っていたことははっきりした」と指摘する一方、「問題は、細田氏が統一協会について、どういう認識を持って祝電、メッセージ、あるいはインタビュー、対談記事や会合への出席をしていたのか。『関連団体』がどういうものと認識していたのか。文書ではまったくわからない」と述べました。
また、細田氏が文書で同協会から「選挙支援の受け入れをしたことはない」と否定したことについて小池氏は、伊達忠一元参院議長が細田氏と、統一協会の票について話をしたことがあるとテレビ番組の取材に答えているとして、「事実と違うのではないか」と指摘。「議院運営委員会の場に細田氏に出てきてもらい、一問一答で問いたださなければならない」と主張しました。
その上で、「細田氏が安倍(晋三)元首相に次いで統一協会と濃密な関係を持っていたことがうかがわれる中身だ」と強調し、「三権の長(衆院議長)としてふさわしいのか問われなければならない。そのためにも真相の徹底解明が必要だ」と語りました。