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2022年10月5日(水)

借金・生活保護から献金

統一協会 2世信者が告発

野党国対ヒアリング

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(写真)統一協会問題についての野党国対ヒアリング=4日、国会内

 統一協会(世界平和統一家庭連合)問題に関する野党国対ヒアリングが4日、国会内で開かれ、2世信者の小川さゆりさん(仮名)が統一協会の悪質な献金手口の実態と、宗教法人法に基づく同協会の解散請求を求める切実な思いを語りました。

 小川さんは、統一協会には「カード摂理」と呼ばれる献金手口があると説明。「借金をカードでさせて自己破産させます。お金がなくなると献金できないので生活保護を受けさせて、月ごとにもらったお金からさらに献金させるというサイクルをつくっている。しかも、生活保護を受けさせるためのアドバイザーを協会が用意している」と話し、生活度外視の過度な献金を、組織的かつ計画的に信者に強いる悪質な手口を告発しました。

 小川さんは、自主的なアンケートに寄せられた60件近い被害報告から「小学生のころから、信仰を破ると断食や土下座をさせられた」などの深刻な声を紹介。児童虐待などの新たな被害を生まないためにも、統一協会を解散させてほしいと訴えました。

 全国霊感商法対策弁護士連絡会の阿部克臣弁護士は、現行法のもとで協会による今後の被害を防ぐ方法としては、「解散請求が最も効果的だと思う」と強調しました。


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