2022年9月30日(金)
統一協会と関係 認める
細田衆院議長 断絶明言せず
細田博之衆院議長は29日、統一協会と極めて深い関係にあったことを認める文書を発表しました。
文書はわずかA4一枚。2018年~19年にかけて、統一協会の関連会合に4回出席し、そのうち2回ではあいさつをしていること、19年の関連団体の出版物に掲載するため改憲問題のインタビューを受けていたこと、選挙での支援を受けていたことを認めています。
統一協会に関連する議連「日本・世界平和議員連合懇談会」と「日韓海底トンネル推進議員連盟」のそれぞれ名誉会長と顧問に就いていたことも認めました。
一方で、「関係者は、私の知る限りでは普通の市民であり、法令に反する行為を行っているとの認識はない」と述べ、今後についても「社会的に問題があると指摘される団体等とは関係をもたないよう、適切に対応してまいります」とするだけで、反省も統一協会との関係断絶も明言していません。
細田氏は自民党の派閥「清和政策研究会」(現安倍派)の元会長で、安倍晋三元首相とともに統一協会との深い関係が指摘されていました。自民党は党所属議員と統一協会とのかかわりについて自主点検の結果を公表しましたが、細田氏は会派を離脱しているという形式的理由で対象外となっていました。