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2022年9月10日(土)

自民と政府は責任ある調査を

「点検」結果を田村氏が批判

 日本共産党の田村智子政策委員長は9日、国会内で記者会見し、自民党が8日発表した党所属国会議員と統一協会との関係についての「点検」結果について問われ、安倍晋三元首相との関係も調べないなど、「調査」とはいえないものだと批判し、「党として責任を持ってまともな調査を行うべきだ」と要求しました。

 田村氏は、伊達忠一元参院議長が安倍元首相を通じて統一協会に集票を依頼していたことを自ら明らかにしたほか、多くの自民党議員が同協会側に祝電やメッセージを出していたのも、協会と関係が深かった総理・総裁の安倍氏とのかかわりは明らかだと指摘。ところが自民党は伊達氏への聞き取りも安倍氏についての調査も行っていないと批判し、安倍氏についての調査は「絶対に必要だ」と主張しました。

 また、統一協会や関係団体と接点があった所属議員が179人に上るのに、氏名の公表は121人だけだったが、「その理由も含めて説明になっていない」と批判しました。

 田村氏は政府に対しても「深刻な被害をもたらした反社会的カルト集団がなぜ野放しにされ、解散命令も含む対処が行われなかったのか、名称変更の経緯も含め、政府自ら調査し、国会に説明すべきだ」と指摘しました。

 さらに、全国霊感商法対策弁護士連絡会が国会による調査を強く要求しているとして、他の野党とも協議し、積極的に取り組む考えを表明しました。


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