2022年9月9日(金)
自民党と統一協会との関係
党として責任をもった調査こそ必要
志位委員長批判
日本共産党の志位和夫委員長は８日、国会内での記者会見で、自民党が公表した所属国会議員と統一協会との関係の「自己点検」について問われ、「およそ調査と呼べるものではない」と批判し、党として責任をもって癒着を掘り下げる調査をする必要があると強調しました。
志位氏は、「自民党自身が『点検であって調査ではない』と言っている。８項目を示して、表面的・外形的なチェックポイントについて点検を行って、それを集約するだけだ。集約する中身も一部しか出さない。これは、およそ調査と呼べるものではない」と批判。「調査をするのであれば、表面的・外形的な接点だけでなく、なぜそういう癒着が生まれたのか、なぜそういう癒着になっているのか、そこまで掘り下げてきちんと調査する必要がある。個人の議員任せでなく、党として責任を持って調査して発表することが必要だ」と強調しました。
また志位氏は、安倍元首相と統一協会にはズブズブの関係があったとして、「『亡くなったから、限界がある』と逃げるのではなくて、しっかりとした調査を自民党として責任を持って全面的に行う必要がある」と主張。「自民党と統一協会、国際勝共連合との癒着は半世紀にわたる。半世紀の歴史にさかのぼって全面的な調査を、責任を持って行う必要がある」と強調しました。
国葬問題の閉会中審査の後に自民党が結果を公表するというタイミングについて問われると、志位氏は「安倍元首相という統一協会とズブズブだった人を国葬の対象とする以上、当然、国会審議の前に明らかにしておくべきだった」と述べました。
