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2022年9月7日(水)

鳥取県議会 自民11氏、統一協会と関係

集会・イベントに参加

共産党、徹底解明を要求

 鳥取県議会議員に対し、日本海新聞が統一協会との関係で行ったアンケートに35人の県議が答え、自民党県議19人のうち11人が統一協会の集会やイベントに関わっていたことがわかりました。同党の川部洋県議は選挙の支援を受けています。同党と統一協会の深い関係・癒着が明らかになりました。(鳥取県・岩見幸徳)


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(写真)内田議長(右)に要望する(その左へ)岩永、塚田、市谷の各氏=5日、鳥取県議会

 日本共産党鳥取県委員会の調査によると、自民党の各県議の関わりは以下の通りです。

 21年1月6日、鳥取市で開かれた鳥取県平和大使協議会主催の新春平和大使セミナーには県議、市議ら約60人が参加。天宙平和連合日本支部の梶栗正義議長(国際勝共連合会長)が記念講演を行っています。西川憲雄県議が、鳥取県平和大使協議会議長です。

 19年9月8日、統一協会が中心となった実行委員会が主催する「孝情文化フェスティバル」が鳥取市で開かれ、約6000人が参加。中島規夫県議が来賓あいさつを行い、野坂道明県議、常田賢二県議らが参加しています。

 このようなイベントに浜田一哉県議、藤縄喜和県議らが参加しています。

 国際勝共連合鳥取県本部代表の森谷司米子市議が事務局の鳥取県家庭教育支援条例推進委員会が主催した「家庭教育の必要性について」勉強会(2019年7月30日に鳥取市で開催、講師は麗澤大学大学院特任教授の高橋史朗氏)の代表世話人に西川憲雄県議、尾沢三夫米子市議が名を連ねています。同委員会主催の勉強会に松田正県議が参加し、同様の勉強会に語堂正範県議、山口雅志県議らが参加しています。

 高橋史朗氏が基調講演をした「アフターコロナの新しい価値を問う」シンポジウム(20年10月18日に米子市で開催)では、同実行委員会代表世話人の尾沢市議が主催者あいさつ。パネリストに自民党の赤沢亮正衆院議員、舞立昇治参院議員、伊木隆司米子市長、県子育て人材局長を迎え、自民党の野坂道明県議が司会を務めました。

 日韓トンネル関係のイベントには、島谷龍司県議らが出席しています。

 日本共産党鳥取県委員会の岩永尚之委員長、塚田成幸書記長と市谷知子県議は5日、県議会の内田博長議長に「県議会議員と統一協会との関係・癒着を徹底解明し、県民への説明、関係断絶、被害者相談窓口設置」をするよう申し入れました。

 内田議長は、「私も竹島問題にかかわっており、こういう団体とは相いれないところがある。申し入れの趣旨はわかった。議会全体としての対応がいる。報道されていることは、氷山の一角にすぎない。特にアメリカの共和党へのロビー活動に使われるお金は日本が資金源になっている」と述べ、議会として対応することを約束しました。


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