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2022年5月14日(土)

沖縄の思い 全国応えて

ハンスト実行中 元山さんが会見

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(写真)ハンストを決断した思いなどを語る元山さん=13日、東京都千代田区

 沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設断念などを求めてハンガーストライキを続けている大学院生の元山仁士郎さんが13日、日本外国特派員協会で会見しました。沖縄の本土復帰50年を前に、ハンストを実行せざるをえない状況に沖縄が置かれ続けていることなどを訴え。日本政府をはじめ「沖縄県民の思いに、全国の人がどう応えるかが問われています」と語りました。

 会見では、ハンストと並行して呼びかけている署名が2万4250人を超えたことも紹介。「短期間でこれだけの賛同が寄せられていることをうれしく思っています。もっと集めて、政府に届けたい」と語りました。

 ハンストを決断した思いについて、まもなく本土復帰50年を迎えるのに「基地問題は驚くほど解決していません」と訴え。

 その上で、自身が代表を務めて2019年に実施し、72%が「反対」に投じた辺野古新基地建設の県民投票の結果をはじめ、沖縄の民意を無視し続ける日本政府の姿勢を、今回のハンストで変えるのは難しいかもしれないが、本土復帰50年を迎える15日には沖縄へ向かい、式典が開かれる沖縄コンベンションセンター前でハンストを取り組むと表明。「式典には岸田首相も参加します。できるなら、少しでも対話したい」

 9日から継続しているハンストは、この日で5日目。元山さんが19年に実行したハンストの日数に並びました。


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