2022年5月10日(火)
辺野古新基地 即時断念を
日本政府の姿勢変えたい
県民投票の会元代表、官邸前ハンスト
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沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設断念などを求めて9日、「辺野古」県民投票の会元代表で大学院生の元山仁士郎さん(30)が首相官邸前でハンガーストライキをスタートしました。元山さんは、「基地問題をはじめ、沖縄県民がいくら民意を示しても改善されず、復帰50年を喜べるような状況ではない。日本政府の姿勢を変えたい」と話しました。
ハンストの実行にあたって出した声明では、沖縄が本土に復帰してまもなく50年となるが、これまで沖縄県民が何度も米軍基地ノーの民意を示しても、日本政府は尊重しているとは思えないと述べ、「50年前も現在も、基地問題は変わっていないといっても過言ではない」と指摘。
その上で、日本政府に対し、辺野古新基地建設の即時断念▽普天間飛行場の数年以内の運用停止▽日米地位協定の見直し―の3点を求めています。
医師とも相談しながら、ハンストは「復帰50年」を迎える15日までを一つの目標にすると発表。開催場所も、自民党本部前など1日ごとに変えながら実施すると語りました。
元山さんは、声明と同じ要求内容の署名にも取り組むと述べ、「基地問題への関心を、少しでも多くの人に広げていきたい」と話しました。