2022年4月18日(月)
北朝鮮は核開発と関連活動直ちに中止を
北朝鮮が16日に実施したとしている「新型戦術誘導兵器」の発射実験は、国連安全保障理事会の決議が禁止してきた、弾道ミサイル技術を使った発射や同ミサイル関連の活動にあたります。世界と地域の平和と安定を脅かす安保理決議違反の暴挙にほかなりません。
北朝鮮のミサイル開発は核兵器開発と一体のもので、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は2021年1月の朝鮮労働党第8回大会の演説で、「戦術核兵器を開発し、超大型核弾頭の生産も持続的に進める」と公言していました。
いま、世界各国の政府や市民は、ウクライナ侵略を進めるプーチン・ロシア大統領がたびたび核兵器先制使用の威嚇を行っていることに厳しく抗議しています。こうしたなかで核計画の一環である発射実験を強行する行為は、国際社会による外交解決への努力を踏みにじり、朝鮮半島の非核化、核兵器廃絶の願いに真っ向から敵対するものです。
北朝鮮は、核開発と関連活動を直ちに中止し、放棄すべきです。