2022年4月13日(水)
基地負担軽減求める
沖縄 知事、在沖米軍トップ会談
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沖縄県の玉城デニー知事は12日、在沖米軍トップのジェームズ・ビアマン四軍調整官と県庁で会談し、過重な基地負担の軽減を求めました。ビアマン氏は、基地の諸課題に関する協議体を設置する考えを示しました。
デニー知事は、米軍基地周辺から有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)が高濃度で検出されている問題について、基地内での調査への協力を要請。米軍提供区域外の名護湾での米軍ヘリのつり下げ訓練や、那覇軍港での訓練に言及し、提供施設・区域外での訓練は「絶対に認められない」と述べ、提供施設・区域内の訓練であっても地域住民に不安を与える訓練は控えるよう求めました。米軍機による騒音被害にもふれ、負担軽減を訴えました。
ビアマン氏は「即応体制の維持・運用とのバランスをとらねばならない」と述べる一方、「さまざまな課題について話し合える定期的な場ができればよいと考えている」としました。
デニー知事は「対話できる場をつくることについてうれしく思う」とし、「建設的な意見交換ができれば、日米両国の協力関係についてお互いに確認ができる」と応じました。