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2022年3月28日(月)

ミサイル要塞化の実態

沖縄・うるま 市民の会が写真展

写真

(写真)ミサイル基地に関する展示を見る人たち=27日、沖縄県うるま市

 陸上自衛隊の地対艦ミサイル部隊が沖縄県うるま市の陸自勝連分屯地に配備されようとしている問題で、“ミサイル基地化”の実態を知ってもらおうと市民が企画した「南西諸島ミサイル要塞(ようさい)化写真展」が、26日から同市で開かれています。

 主催は「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会(準備会)」。ミサイル基地が置かれることで、「台湾有事」などが発生した場合、沖縄が攻撃対象になり、住民が戦争に巻き込まれかねないと危機感を持った市民有志が会を立ちあげました。「写真展を通じて情報を共有し、ミサイル基地反対の運動を広げていきたい」としています。

 南西諸島への自衛隊ミサイル基地配備や反対運動の写真、アニメ動画のほか、写真家の国吉和夫氏が撮影した在沖米軍の「メースB核ミサイル」解体撤去作業(1969年)の写真、日米両政府の核密約文書など約100点を展示しています。

 27日、写真展を訪れた同市の男性(78)は、「今まで気にしていなかったが、目の前にこういうものが来るなんて。展示を見て、命が脅かされる現実をつきつけられた」と感想を語りました。


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