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2022年3月17日(木)

沖縄市長選告示まで1カ月

モリ山氏必勝へ全力

生活向上へ 県政と連携

 沖縄県沖縄市長選(4月17日告示、24日投票)の告示まで1カ月となりました。前市議で「人にやさしいまちづくり市民の会」のモリ山政和(まさかず)予定候補(73)=日本共産党、社会民主党、沖縄社会大衆党、立憲民主党、「新しい風・にぬふぁぶし」推薦=が、自民党・公明党が推す現職の桑江朝千夫氏(66)に挑みます。モリ山氏は、「玉城デニー県政と連携し、市民の生活向上に取り組む」と、力強く訴えています。


写真

(写真)市民と対話するモリ山政和氏=15日、沖縄県沖縄市

 「市政を変えてね」「一緒に変えましょう」―モリ山氏と市民の対話が弾みます。「1人当たりの市民所得が県内ワースト3位で貧困問題が深刻。所得向上にしっかり取り組み、格差のない沖縄市をつくる」と、モリ山氏は力を込めます。

後押しを受け

 教職を30年余り務めたモリ山氏。市内の中学校で教頭や校長を歴任してきました。退職後、混声合唱団を立ち上げ、地域活動に取り組む中で沖縄市議となり、3期12年。その人柄と経験から多くの人の後押しを受け、「人にやさしいまちをつくりたい」と、市議を辞職し、立候補を決意しました。

 平和・教育・福祉・文化など、人への投資を増やし「誰ひとり取り残さない市政運営」を基本理念にしています。人・地域・仕事づくりに重点を置き、自立経済をめざし、新型コロナウイルス感染症対策も重要課題として掲げます。

 米空軍嘉手納基地が横たわる沖縄市。米軍基地面積が市の総面積の34%を占めます。嘉手納基地で離着陸・飛行訓練を繰り返す戦闘機の爆音と基地被害に、市民が苦しめられています。

 モリ山氏は「ウクライナ情勢をみても、軍事基地は真っ先に狙われる。騒音問題を含めて米軍基地への対応に全力を尽くす覚悟だ」と語ります。心に持ち続けているのが、辺野古新基地建設断念、オスプレイ配備撤回、米軍普天間基地閉鎖・撤去を求める「建白書」の精神です。

地図

市内駆け巡り

 「根底には新基地を造らせないオール沖縄の考えがある」と平和を訴えるモリ山氏。玉城デニー知事や「オール沖縄」の支援を受け、勝利にまい進。これまでフルマラソンを41回完走した自慢の体力で、市内を駆け巡っています。

 同市南桃原(みなみとうばる)の男性(73)は「基地は絶対にダメだという思いが伝わってくる。声をよく聞いて、すぐ行動し改善してくれる。こういう人を市長に選びたい。1票でも上積みして何としても勝ちたい」と語ります。

 一方、2期8年の実績を誇示する現職陣営は、岸田政権丸抱えです。自民党の茂木敏充幹事長は、13日の党大会で、1、2月にあった沖縄の名護、南城、石垣の3市長選で「期日前投票が当日投票を上回る圧倒的な運動量を発揮し、連勝を重ねた」と強調しました。

 沖縄市長選でも同様に、政権総がかりで、企業締め付けと組織戦を展開してくることは必至です。

 日本共産党は、7月の参院選、9月の統一地方選、県知事選と続く重要な選挙につなげるため必ず勝利をつかもうと、同市区選出の島袋恵祐県議や党市議団をはじめ、党支部・後援会が全力を挙げています。


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