2022年3月13日(日)
朝鮮人犠牲者を追悼
東京大空襲 死者数いまだ不明
太平洋戦争中の1945年3月10日の東京大空襲で犠牲になった朝鮮人の追悼会が12日、東京都墨田区の東京都慰霊堂で行われました。
在日大韓基督教会の金性済(キム・ソンジェ)牧師はロシア軍によるウクライナ侵攻を「進行中の苦難」として思いを寄せ、「植民地下で日本に渡り、祖国への帰還を待ちながら77年前の東京大空襲で命を落とした人を忘れてはならない」と述べました。
東京大空襲では10万人が死亡したといわれていますが、朝鮮人の犠牲者数はわかっていません。東京朝鮮人強制連行真相調査団代表の西澤清さんは「朝鮮人の犠牲者は1万人以上いたのではないか。出稼ぎなどで単身で来た人が多く、遺族も連絡が取れないまま亡くなった。遺骨が合葬されて時間がたっているのでわからないものが多い」と話しました。