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2022年3月7日(月)

憲法をふみにじる政治 共産党躍進で変えよう

宮城演説会 小池書記局長が訴え

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(写真)聴衆の声援にこたえる小池氏と県議予定候補ら=6日、仙台市青葉区

 日本共産党の小池晃書記局長は6日、仙台市での演説会で、参院選の公示日まで4カ月を切る中、「比例代表で『日本共産党』と広げに広げ、いわぶち友・比例予定候補をはじめ5人勝利を必ず。共産党の躍進、市民と野党の『本気の共闘』の勝利で、岸田自公政権に審判を下し、維新などによる翼賛体制づくりを止めよう」と力を込めました。来年の宮城県議選の予定候補者も訴え、演説はオンラインでも配信されました。

 いわぶち友参院議員はビデオメッセージで「原発汚染水の海洋放出ストップ、原発ゼロ、気候危機の打開のために全力をあげる」と表明。立憲民主党・宮城県連代表の安住淳衆院議員が連帯のメッセージを寄せ、「市民連合@みやぎ」の多々良哲さんが応援に立ちました。

 小池氏は、東日本大震災からまもなく11年目を迎える中で、被災者の心と健康の悪化や孤立が深まっていると指摘。コロナ危機による観光業や水産業への打撃なども重なり、復興が大きな困難に直面しているなかで、政府が被災者支援の予算を2年間で半分近くに減らしていることを批判しました。また最高裁が福島生業(なりわい)訴訟で東電の賠償責任を確定させたことをあげ、「震災の教訓を生かす政治に転換を。被災者支援の抜本的強化と女川原発の再稼働を許さず、廃炉へ。共産党の躍進で原発ゼロの日本を」と訴えました。

 小池氏は、ウクライナを侵略したロシア軍が原発まで攻撃したことについて、「人類の生存を脅かす攻撃であり、絶対に許されない」と糾弾。国連総会でロシア軍の「即時、完全、無条件撤退」を求める非難決議が141カ国の圧倒的多数で採択された一方で、日本維新の会が米国との「核保有」の議論を求める「提言」を政府に提出したことについて、「核兵器で威嚇するプーチン大統領と同じ立場だ」と批判し、撤回を求めました。

 さらに、安倍元首相らによる「憲法9条は空想的・非現実的」との攻撃に対し、「安倍氏のような『戦争する国づくり』やプーチン氏のような侵略行為の手を縛るのが9条だ。軍事による『平和』こそ非現実的だ」と訴えると、会場は大きな歓声と拍手で応えました。

 小池氏は、新型コロナのもとで医療ひっ迫が起きている原因に、岸田政権が強行する保健所や病院の削減路線があると指摘。宮城県でも保健所や病床の削減が進み、東北労災病院や仙台赤十字病院など地域の中核病院の統廃合計画があると告発。「コロナの真っ最中に保健所も病院も減らすなど言語道断。命と暮らしに背を向ける政治を共産党の躍進で変えよう」と訴えました。

 小池氏は、日米安保条約や安保法制、自衛隊、天皇の制度、社会主義・共産主義、野党共闘についての共産党への疑問に答える「はてな」リーフを示し詳しく紹介。日米安保条約に関わって、東北3県と北海道で昨年12月、「台湾有事」を想定した過去最大規模の日米共同実動演習が行われ、危険な軍用機オスプレイが12機も参加したと述べ、「沖縄でも新基地建設が強行されている。『日米同盟』『抑止力』と言えば問答無用がまかり通る政治でいいのか。安保条約をやめて、米国とは対等平等の友好条約を」と訴えました。

 市民と野党の共闘について小池氏は「『失敗した』と攻撃されているが、各地で成果を上げており、事実と異なる。共闘への攻撃は支配勢力が本格的な共闘を恐れていることのあらわれだ」とし、「日本共産党の躍進こそ、共闘の大局的な発展の推進力となる」と述べ、「しんぶん赤旗」の購読と日本共産党への入党を熱く訴えました。


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