2022年2月13日(日)
伊藤詩織さん勝訴は“光”
各地でフラワーデモ 東京ではシンポ
性暴力のない社会を求めるフラワーデモが11日、全国各地で行われました。東京では、新型コロナ感染拡大のためオンラインで開催。東京高裁で1月25日に勝利判決が出された、伊藤詩織さんのたたかいの意義などを中心にシンポジウム形式で語りあいました。
オンラインのフラワーデモには、伊藤詩織さんの裁判を支援する会のメンバーやフランス語翻訳者の相川千尋さんらが参加しました。
弁護団のひとりでもある、弁護士の角田由紀子さんが高裁判決の意義について、山口敬之氏と伊藤氏の人間関係から見ても、性交同意は成立していなかったと断罪するなど、「地裁より充実した内容になっています」と強調。
被害者の告発には社会的意義があると、地裁判決と比べてもより肯定していると述べ、「性暴力被害者の、権利回復の道を切り開いてくれました」と話しました。
呼びかけ人で作家の北原みのりさんは、性交同意をめぐる認識が社会で共有されていないなかで、高裁判決には大きな意義があると指摘。フラワーデモで声をあげたことで、少しずつ社会が変わってきているとも述べ、「性犯罪にかかわる刑法改正についても、みんなで声をあげていきましょう」と語りました。
今月は、23都府県でフラワーデモが開催されたと報告がありました。