2022年1月7日(金)
米原潜寄港 南シナ海へ活動シフトか
2021年に23回、のべ53日
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米海軍原子力潜水艦の日本への寄港が2021年の1年間で23回、のべ53日におよぶことが、寄港地を抱える自治体の集計で明らかになりました。20年の寄港回数は82年以降最少となりましたが、21年も3番目に少ない回数となりました。
20年は2回だった佐世保基地(長崎県佐世保市)への寄港はありませんでした。一方、ホワイトビーチ(沖縄県うるま市)は9回(前年比5回増)、神奈川県の米海軍横須賀基地は14回(同1回増)となりました。
寄港地別の滞在日数を見ると、佐世保は0日(同10日減)と減少した一方、ホワイトビーチは9日(同5日増)、横須賀は44日(同6日増)で増加しました。
米原潜をめぐっては、昨年も横須賀に頻繁に寄港していたコネチカットが21年10月2日、南シナ海で未知の海山に衝突した事故を起こしました。こうしたことから、中国海軍の進出を阻止する「航行の自由」作戦を支援するため、原潜は日本周辺から南シナ海に活動領域をシフトしている可能性もあります。
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