2021年12月4日(土)
青森 F16タンク投棄事故
住民と米軍 安全認識に大差
高橋議員に深浦町長語る
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日本共産党の高橋千鶴子衆院議員は3日、米軍三沢基地所属のF16戦闘機による青森県深浦町へのタンク投棄事故を受け、F16が緊急着陸した青森空港やタンクの落下現場を調査しました。安藤晴美、吉俣洋両県議も同行しました。
青森空港管理事務所では、西谷一弘所長から、11月30日午後6時7分に管制塔に連絡が入り12分には緊急着陸したことや、空港閉鎖により上空にいた飛行機が引き返し、着3便と発4便が欠航したことなど当時の緊迫した状況を聞き取りました。
青森空港の6番スポットには、今もF16が動かないまま。西谷所長は、連日米軍が作業していると述べ、「点検中と聞いているが、いつまでいるのかわからない」と不安な表情を浮かべました。
その後、高橋氏らは深浦町を訪れ落下現場を視察。役場とは目と鼻の先で、向かいには福祉センター、すぐ隣には民家など一歩間違えれば大惨事ということを体感し、吉田満町長と懇談しました。
吉田町長は、「2019年の北朝鮮の木造船漂着時も共産党がいち早く来てくれた。しがらみがない分早いですね」と迎え入れました。
防衛省がF16の飛行中止を要請したにもかかわらず米軍が飛行を再開したことに、「米軍と地域住民では、安全に対する認識の差が相当ある」と怒りをあらわにしました。
高橋氏は「米軍には日本の航空法も適用されず、全国知事会も見直しを求めています。国会でも頑張ります」と応えました。