2021年12月2日(木)
女性の声 切る維新
大阪 府議会定数削減に反対
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大阪維新の会府議団(府議会単独過半数)が、開会中の府議会に議員定数を1割削減する条例改定案を出そうとしている問題で11月30日、女性たちが大阪市の京橋駅前で「府民や女性の声を切り捨てる議員定数削減はやめて」と宣伝しました。ビラ200枚を配布、通りがかりの女性が「止めるにはどうしたらいいですか」と尋ねるなど関心を集めました。
維新は、「身を切る改革」の一環として人口当たりの議員数を全国最小値にするとし、現在88の議員定数を79に減らすとしています。53選挙区中、死票が多い1人区が現在の31から36になり、1人区が7割になります。
宣伝は、定数削減に反対する女性有志アピール(10月発表、石田法子元大阪弁護士会会長ら10氏)のメンバーなど15人が参加。
リレートークで「コロナ禍で女性に困難が集中しているが府議会で女性議員はわずか6人、女性比率は全国36位。国の男女共同参画会議も1人区が増えていることが女性議員の進出をさらに困難にしていると指摘している」「日本のジェンダーギャップ指数が156カ国中120位、政治分野が147位ととくに遅れているなかでジェンダー平等の流れに逆行している」「身を切る改革というけれど切られるのは民意」などと訴えました。