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2021年11月16日(火)

政治転換の決定的1年へ 民青4中委を開催

「要求実現する頼もしい組織に」

来月11・12日に全国大会

 日本民主青年同盟(民青)は13、14日の両日、第4回中央委員会(4中委)をオンラインで開催しました。総選挙では、かつてなく同盟員が「日本共産党と一緒に政治を変えよう」と立ちあがったと各地から報告。12月11、12日に第45回全国大会を開催することを決定し、「年間2000人の同盟員拡大目標を必ずやりきって全国大会を迎え、青年を苦しめてきた新自由主義の政治を転換する決定的な1年に」と呼びかけました。


写真

(写真)2日間の討論のまとめをする、西川委員長=14日、東京都内

 西川龍平委員長は報告のなかで、総選挙では55・5%の班で「日本共産党と一緒に政治を変えよう決議」をあげることができ、「少なくとも過去10年間でこれに並ぶ記録はありません」と紹介。全国どこでも共産党の政策に多くの青年から共感が寄せられていたと述べ、「選挙結果をよく見れば、新しい政治を切りひらく可能性が見えてきます」と語りました。

展望を広げて

 特に、コロナ危機のもとで食料支援に取り組み、新自由主義を乗り越える活動をしてきたことを確信にし、たたかいを発展させるために「草の根で青年に展望を広げて、青年の要求を実現していく頼もしい組織になろう」と提起しました。

 討論では、総選挙でさまざまな行動をした経験が語られました。

 岩手の委員長は、「ジェンダー平等と気候危機が、とても青年に響くと実感しました」と振り返ります。岩手1区で小選挙区候補としてたたかった吉田恭子さんらを招いたオンライン企画には、気候危機問題で活動する高校生や性的マイノリティー当事者など同盟外の青年も参加してくれたと語り、「仲間に迎える経験も生まれました」。

 県内にある全班で「変えよう決議」をあげた山梨の委員長は、「ある学生班では、毎週1回の班会議で『野党共闘で政権を取ったらどうなるのか』など出された疑問をていねいに学習したことを通じて、すべての班員が決議に賛同しました」と発言しました。

「議論が力に」

 愛知の委員長は、食料支援を通じて今年加盟し、最初は「政治のことはわからない」と言っていた学生が、総選挙中に共産党の演説会で応援スピーチをした経験を紹介。「班会議で出された『8時間働けば普通に暮らせる社会』にしたいという本人の要求から出発し、なぜ共産党を応援するのか議論したことが力になったと思う」

 福岡の委員長は、この1カ月間で新たに10人の仲間を迎えていると報告。食料支援でつながり「ジェンダー平等に関心がある」という学生を仲間に迎えた時に、同席した同盟員から「『学生は政治に関心がないと思っていたけど、青年への見方が変わりました』と語ってくれた」と話しました。

 日本共産党から吉良よし子参院議員(党青年・学生委員会責任者)があいさつしました。「総選挙でも、青年の願いが実現する政治をつくろうと学び、行動する民青の役割がかつてなく発揮されていました」と指摘。これまでの自民党政治を引き継いでいる岸田政権では、ジェンダー平等や気候危機をはじめとする青年の願いに応えることはできないと述べ、「来年の参院選へ向けて、たたかいを広げながら、強く大きな民青をご一緒につくりたい」と語りました。


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