しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2021年11月12日(金)

石炭火発 延命やめて

電源開発本社前 若者ら抗議

写真

(写真)電源開発本社前で松島石炭火力発電所の延命計画の再考を求めてスタンディングする市民=11日、東京都中央区

 電源開発(Jパワー)が老朽化した松島石炭火力発電所(長崎県)を改修して使い続けようとしている問題で、計画中止を求める市民の声を届けようと、SNSなどの呼びかけで集まった若者らが11日、東京・銀座の電源開発本社前でスタンディングを行い、同社に要望書を提出しました。

 松島火力発電所は1981年に操業し、電源開発で最も古い石炭火力発電所。電源開発は4月、同発電所の1号機を廃止する一方、2号機に石炭をガス化して燃やす設備を新設し、効率を高めることで稼働を続ける計画を発表しました。2024年に着工し、26年に運転を開始する計画です。

 スタンディングを企画したグループの代表の山崎鮎美さんは「要望書では、この計画によるCO2の削減量などを明らかにするよう求めたが、それも分からないという回答だった。見切り発車の計画という印象を持った。これからも市民の意見が事業者に伝わるよう取り組んでいく」と話しました。


pageup