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2021年11月6日(土)

各国目標を達成すれば

気温上昇1.8度

IEA分析

 【グラスゴー=桑野白馬】国際エネルギー機関(IEA)のフェイス・ビロル事務局長は4日、各国が公表した最新の温室効果ガス排出削減目標を分析した結果、今世紀末までの気温上昇が1・8度に抑えられると表明しました。

 英グラスゴーで開催中のCOP26のイベントに登壇したビロル氏は、これまでに設定されたすべての目標が「完全に達成されれば、大きな前進だ」と強調しました。

 2015年に制定された地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」では、産業革命前と比べた世界の気温上昇を2度未満、できれば1・5度未満に抑える目標を掲げています。

 ビロル氏は、2日に100を超える国がメタンの排出量削減計画で合意したことが、2度未満の目標に近づいた要因だとの見方を示しています。

 国連環境計画(UNEP)は先月26日、COP26前に各国が掲げていた目標を積み上げても、気温上昇は2・7度に達すると分析した報告書を公表していました。


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