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2021年11月4日(木)

全国で改憲ノー 岸田首相、聞こえますか

「戦争する国」絶対いや

@広島

写真

(写真)バナーを持ってアピールする参加者=3日、広島市

 改憲を狙い、市民の平和への願いを無視し続けた安倍・菅政権を引き継ぐ広島県選出の岸田新首相に、「市民の願いを届けたい」と、約150人の女性らが3日、広島市の原爆ドーム前で集い「核兵器いらない 9条改憲NO!」「子どもたちに平和な世界を」などと書いたバナーを掲げアピール。「戦争する国 絶対いやだ 憲法守れ 暮らしを守れ」と唱和しました。

 幅広い女性たちでつくる「平和のバナーで原爆ドームを囲もう実行委員会」の主催で、5年連続の開催。「会」の冨樫恵さんが開会あいさつで、憲法改悪をたくらみ、国防力強化、敵基地攻撃能力の保持を強行する岸田政権を厳しく批判し「9条が危なくなっている」と力を込めました。

 リレートークで、高校生平和大使を務める女子高校生は「私たち若い世代が後世に原爆の記憶を語り継ぎ、核兵器廃絶を訴え続ける」と表明。被爆3世で弁護士の寺西環江さんは冒頭、日本国憲法の前文を紹介した上で「憲法には明確に政府の行為によって再び戦争を起こしてはならないと決意している」と指摘。先日、96歳で亡くなった坪井直県被団協理事長をはじめ、原爆によって命を失われた人、今でも放射線の被害で苦しんでいる人を忘れず、若い人につないでいくことが「私たちの責任だ」と訴えました。


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