2021年11月3日(水)
各国首脳に「いま立ち向かえ」
ネット署名130万超
グレタさんら公開書簡に
スウェーデンのグレタ・トゥンベリさんら4人の女性環境活動家が国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)の開幕とともに呼び掛けを始めた公開書簡へのオンライン署名が2日夕(日本時間)の時点で、130万を超えました。書簡は、温室効果ガス排出を削減せずにいる首脳らを「裏切りだ」と世界中の若者が非難しているとし、五つの要求を突き付けています。
書簡に名を連ねたのはグレタさんのほか、ウガンダのバネッサ・ナカテ、ポーランドのドミニカ・ラソータ、フィリピンのミッツィ・タンの若者4人です。
気温上昇を今世紀中に1・5度以内に抑えるというパリ協定の目標から現状は「恐ろしいほどにかけ離れている」とし、「これは防災訓練ではなく、地球のレッド・コード(非常事態を伝える警報)だ。私たちは気候非常事態に立ち向かうよう、あなた方首脳に求める。来年でも、来月でもなく、いまだ」と呼び掛けています。
具体的には、(1)前例のない速度で排出量を削減し1・5度目標を守る(2)化石燃料への投資・補助金・新規計画をやめる(3)排出量を透明化し巧妙な炭素会計をやめる(4)最脆弱(ぜいじゃく)国への1000億ドル(約11・4兆円)の支援の約束を果たす(5)労働者と弱者を守る気候政策の実施―を求めています。
署名の目標数は150万。公開書簡の閲覧と署名は日本語でも可能です。
https://secure.avaaz.org/campaign/jp/climate_action_now_loc/