2021年10月19日(火)
選択的夫婦別姓めぐる岸田首相の姿勢
“第3次安倍政権”明らか
小池書記局長が指摘
日本共産党の小池晃書記局長は18日、国会内での会見で、日本記者クラブの党首討論で選択的夫婦別姓を実現する法案とLGBTの理解促進法案を来年通常国会に出すことに賛成かどうかの質問に岸田文雄首相だけが手を挙げなかったことについて問われ、「2年前の参院選挙のときの党首討論で選択的夫婦別姓に賛成か反対かを問われて、安倍晋三元首相だけが賛成に手を挙げなかった。その光景と今日の光景が重なって見えて、岸田政権はやはり“第3次安倍政権”だなということがよく分かった」と述べました。
そのうえで、小池氏は「岸田首相は半年前には選択的夫婦別姓の早期実現を求める議員連盟の呼びかけ人だったので、百八十度の手のひら返しということになる。やはりこの政権に任せては、ジェンダー平等は一歩も進まないと感じた」と述べました。
また、岸田首相が靖国神社への真榊(まさかき)を奉納したことについて問われ、「報道では、今まで岸田氏は真榊の奉納はしてこなかったとのことだが、岸田政権になったら、真っ先に真榊の奉納をする。侵略戦争と植民地支配への反省なしという点でも、安倍元首相と“うり二つ”ということがいよいよ明らかになってきた」と述べました。