2021年9月30日(木)
総選挙で命最優先の社会を
民医連が野党各党に要請
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全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)は29日、総選挙を前に野党各党の国会議員を訪れ、いのちが最優先される社会への転換を求め要請しました。
日本共産党の倉林明子参院議員・党副委員長と懇談。全日本民医連の増田剛会長は、1年以上におよぶコロナ禍で国民の命が危機にさらされているとして「政治を変えなければ現場では命を救えないと感じている」「(総選挙は)政治を変える大チャンス」「共産党に大いに期待している」と話しました。
要請では、国民の命の危機の背景に、政府のこれまでの公衆衛生軽視、医療提供体制の縮小があると批判。▽新型コロナウイルスの感染拡大を抑え、病床のひっ迫や医療崩壊を防ぐため、すみやかなワクチン接種への対応▽PCR検査など大量の検体を検査できる体制▽保健所など公衆衛生の充実▽コロナ禍での生活困窮への支援強化▽医療・介護体制を維持するための財政支援の強化▽国民健康保険制度の改善、医療費窓口負担の軽減▽憲法25条を保障する生活保護制度―などを求めました。
要請には全日本民医連の岸本啓介事務局長、山本淑子事務局次長らも参加。野党各党へ要請しました。