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2021年9月26日(日)

私たちの未来奪うな

世界各地で気候デモ・集会

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(写真)「地球を守って」と書いた手書きのプラカードを掲げる参加者=24日、ベルリン市内(桑野白馬撮影)

 気候保護を求める若者の団体「未来のための金曜日」(FFF)が呼びかけた世界気候アクションが24日、各国で取り組まれました。新型コロナウイルスのパンデミックが始まってから、FFFによる街頭でのデモや集会は初めて。「私たちの未来を燃やさないで」「石炭はいらない」と声を上げました。

 ドイツでは、500カ所近くで62万人が行動に参加。2日後に迫った総選挙で気候変動対策が大きな争点となる中、選挙権のない18歳未満の若者たちも多く参加。ベルリンの集会では、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんが、ドイツの政党の公約はどれも世界の気温上昇を1・5度以内に抑えるパリ協定の基準に達していないとして「投票だけでは不十分だ。わたしたちは街頭に出続けなければならない」と話しました。

 78歳のマルゴットさんは「すべての世代が一緒にたたかう必要がある。子どもや孫が、汚れた地球で生きるなんて考えたくもない」と話しました。

 国連総会が開催中のニューヨークでは、ラタンナ・ミルズさん(24)が「国連総会でいろんな首脳が気候変動対策を述べているが、早く行動しないと間に合わない。話している間に私たちの未来がなくなってしまう」と語りました。

 トルコのイスタンブールでは、パリ協定批准を求めて若者たちが集会を開きました。

 (ベルリン=桑野白馬、ニューヨーク=島田峰隆、イスタンブール=秋山豊)


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