2021年9月17日(金)
子どもPCR 広く
吉良氏 検査少ない実態指摘
参院厚労委
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日本共産党の吉良よし子議員は16日の参院厚生労働委員会で、新型コロナのデルタ株が広がるもとで子どもの感染が拡大していることをあげ、広めのPCR検査の周知徹底や感染拡大防止のための検査拡大を求めました。
吉良氏は、子どもの感染が拡大しているにもかかわらず、検査が行き届いていないと指摘。吉良事務所が行ったアンケート(グラフ)では、陽性者が出ても検査が絞られている実態が示されたことをあげ、「陽性者が一人でも出れば同じクラス、部活の全員を検査対象にできることを周知徹底すべきだ」とただしました。田村憲久厚労相は「学校などの判断で保健所に報告し、検査できる事務連絡を発出している。しっかり周知できるよう努力する」と答えました。
吉良氏はアンケートでは、子どもが発熱しても検査を勧められなかった割合が65%にのぼり、検査もされないまま、風邪と診断されている事例を紹介。「子どもの発熱時は、直ちに検査を受けられるようにすべきだ」と述べました。田村厚労相は「(検査なしは)あってはならない。子どもに限らず発熱したら検査しなければならない。検査を勧奨するようお願いしている」と述べました。
さらに、吉良氏はアンケートでも定期検査を求める声が54%にのぼることを示し、学校や保育園、幼稚園、学童など子どもの施設でも定期検査をすすめるよう求めました。田村厚労相は「高齢者と比べて重症化リスクが低い」との認識を示し、定期検査を拒否しました。吉良氏は「感染拡大防止のための定期検査を」と強調しました。
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