2021年9月11日(土)
陸自が10万人演習
コロナ禍、全国160カ所で
岸信夫防衛相は10日、陸上自衛隊10万人が参加する実動演習を、コロナ禍の中、行うことを明らかにしました。岸氏は「輸送に焦点をあてた訓練だ」としています。15日から11月30日まで。全国約160カ所の駐屯地や演習場を使用します。
岸氏は「約30年ぶりに陸自のほぼ全ての部隊が参加し、陸海空自衛隊の輸送力、米軍や民間の輸送力も活用する。各方面をまたいだ部隊の機動展開、全国規模での輸送などに焦点を当てた」としています。
記者団から「緊急事態宣言が延長される状況の中で、この移動は適切なのか」との質問が出ました。岸防衛相は「新型コロナウイルスが続く中であっても、必要な訓練というのは実施しておく必要がある」と答えました。