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2021年9月4日(土)

菅首相の学術会議人事介入

本紙報道にJCJ賞

昨年の「桜」に続き

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(写真)菅首相の日本学術会議への人事介入をスクープした2020年10月1日付と、志位和夫委員長の記者会見を報じた2日付の「しんぶん赤旗」1面

 日本ジャーナリスト会議(JCJ)は3日、優れたジャーナリズム活動を表彰する今年度の第64回「JCJ賞」に「しんぶん赤旗」の「菅首相学術会議人事介入スクープとキャンペーン」を選び、発表しました。

 「しんぶん赤旗」の受賞は、昨年、日曜版編集部の「安倍晋三首相の『桜を見る会』私物化スクープと一連の報道」が大賞に選ばれたのに続き、2年連続となりました。

 本紙は昨年10月1日付で「菅首相、学術会議人事に介入 推薦候補任命せず 安保法批判者ら数人 前例ない推薦者外し」と報道。それを皮切りに、幅広い研究者や団体、市民の声を紹介しながら、首相官邸による学問の自由への不当介入を批判するキャンペーンを展開してきました。

 授賞理由としてJCJは「昨年の『桜を見る会』問題に続く、権力者トップの違法行為を暴いた傑出したスクープといえる。メディア各社が後追いし、国会の追及に菅首相は答弁不能に陥る事態となった」と評価しました。

 「赤旗」のJCJ賞受賞は、近年では14年に「『ブラック企業』を社会問題化させた一連の追及キャンペーン報道」(日曜版)、18年に「米の核弾頭の最新鋭化も促す」(政治部、外信部)となっています。

 今回の大賞には、どちらも外国人労働者の問題を取り上げた信濃毎日新聞「五色(いつついろ)のメビウス ともにはたらき ともにいきる」と、平野雄吾氏の「ルポ 入管―絶望の外国人収容施設」(ちくま新書)が選ばれました。

 JCJ賞には、「しんぶん赤旗」の他、ETV特集「原発事故“最悪のシナリオ”~そのとき誰が命を懸けるのか~」(NHK)、映画「標的」(監督・西嶋真司製作・ドキュメントアジア)の計3点が受賞。また、今年6月に死去した俵義文さん(教科書全国ネット21元代表委員)に「文字通り人生を捧(ささ)げて日本の教科書と教育を守り続けた活動」の業績をたたえ、特別賞が贈られます。


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